オホーツク海の海氷分布(月概況)

平成24年2月6日発表
気象庁 地球環境・海洋部

診断(2012年1月)

オホーツク海の海氷域面積は、1月上旬は平年並でしたが、1月中旬、下旬は平年より小さくなりました。オホーツク海南部の海氷域は平年より早く南下し、網走では平年より4日早い1月17日に流氷初日を観測しました。

海氷分布図(オホーツク海全体) 海氷分布図(北海道周辺)
1月31日
12月31日の海氷分布図
12月31日
1月5日の海氷分布図
1月5日
1月10日の海氷分布図
1月10日
1月15日の海氷分布図
1月15日
1月20日の海氷分布図
1月20日
1月25日の海氷分布図
1月25日
1月31日の海氷分布図
1月31日

オホーツク海の海氷分布の経過(2012年1月)
赤線は平年(1981~2010年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。

解説

オホーツク海全体の海氷の状況

1月のオホーツク海全域の海氷域面積は、1月上旬は平年並でしたが、1月中旬、下旬は平年より小さくなりました。
 オホーツク海北部・中部では、1月は平年よりも気温が高く、東よりの風の日が多かったため、平年に比べ海氷域の拡大が進みませんでした。しかし、オホーツク海南部では、1月は北よりの風の日が多く、海氷域は平年より早く南下しました。

北海道周辺の海氷の動き

1月中旬には、海氷は北海道オホーツク海沿岸に接近し、知床半島への接岸、根室海峡への流入がみられました。1月17日には、網走で平年より4日早い流氷初日を観測しました。1月下旬には、海氷は根室半島に接近し、また宗谷海峡にも流入しました。

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