オホーツク海の海氷分布(月概況)
平成24年4月5日発表
気象庁 地球環境・海洋部
診断(2012年3月)
オホーツク海の海氷域面積は、3月中旬まで平年並で経過しましたが、3月下旬は海氷域が拡大し、3月末には平年より大きくなりました。
3月31日 |
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オホーツク海の海氷分布の経過(2012年3月)
赤線は平年(1981~2010年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。
解説
オホーツク海全体の海氷の状況
オホーツク海の海氷域面積は、3月中旬まで平年並で経過しました。3月下旬に入ると、オホーツク海中部を中心 に西よりの風が吹く日が多かったため、海氷域は東に拡大し、3月末には平年より大きい112.26万平方キロメートルに達しました。
北海道周辺の流氷の動き
北海道オホーツク海側と根室海峡沿岸の海氷は、3月を通して、接岸と離岸を繰り返しました。 また、3月を通して、海氷が国後水道(※1)や珸瑶瑁(ごようまい)水道(※2)から断続的に太平洋へ流出しました。
※1 国後水道 :国後島と択捉島の間の水道。
※2 珸瑶瑁(ごようまい)水道 :北海道根室半島の納沙布岬と、歯舞群島の水晶島との間の水道。