オホーツク海の海氷分布(月概況)

平成25年1月8日発表
気象庁 地球環境・海洋部

診断(2012年12月)

オホーツク海の海氷域面積は、12月を通して平年より小さく経過し、12月10日は1971年の統計開始以来最小となりました。サハリン東岸の海氷域の南端は、12月31日時点で平年並の位置(北緯47度付近)となっています。

海氷分布図(オホーツク海全体) 海氷分布図(北海道周辺)
12月31日
11月30日の海氷分布図
11月30日
12月5日の海氷分布図
12月5日
12月10日の海氷分布図
12月10日
12月15日の海氷分布図
12月15日
12月20日の海氷分布図
12月20日
12月25日の海氷分布図
12月25日
12月31日の海氷分布図
12月31日

オホーツク海の海氷分布の経過(2012年12月)
赤線は平年(1981~2010年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。

解説

オホーツク海全体の海氷の状況

オホーツク海では、11月上旬にオホーツク海北西部のシャンタル諸島西方海域及びオホーツク海北岸、11月中旬に間宮海峡、11月下旬にサハリン北東岸で結氷が始まりました。 11月から12月にかけてオホーツク海では発達した低気圧が次々と通過し、オホーツク海の気温や海水温は、概ね平年より高めで経過しました。 このため、オホーツク海全域の海氷域面積は12月を通して平年より小さく経過し、12月10日は1971年の統計開始以来最小となりました。

北海道周辺の流氷の動き

サハリン東岸の海氷域の南端は、12月31日時点で平年並の位置(北緯47度付近)となっています。 北海道オホーツク海側沿岸の流氷到来や網走の流氷初日は、平年並の1月中旬から下旬となる見込みです。

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