オホーツク海の海氷分布(月概況)
平成25年2月7日発表
気象庁 地球環境・海洋部
診断(2013年1月)
オホーツク海の海氷域面積は、1月前半は平年並、1月後半は平年より小さく経過しました。
オホーツク海南部の海氷域は平年より早く南下し、網走では平年より9日早い1月12日に流氷初日を、また平年より16日早い1月17日に流氷接岸初日を観測しました。
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オホーツク海の海氷分布の経過(2013年1月)
赤線は平年(1981~2010年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。
解説
オホーツク海全体の海氷の状況
オホーツク海の海氷域は、1月上旬に南部を中心に強い寒気が流入した影響で急速に拡大し、平年並となりました。しかし、1月中旬から下旬にかけてはオホーツク海北部を中心に寒気の流入が平年より弱かったため、オホーツク海全体の海氷域面積は平年より小さく経過しました。
北海道周辺の流氷の動き
オホーツク海南部では、1月上旬に強い寒気が流入したことと、平年と比べ北よりの風が強く吹く日が月を通じて多かったことから、海氷域が平年より早く南下しました。1月中旬から下旬にかけて、北海道オホーツク海側の広い範囲で海氷が接岸しました。また、1月下旬には国後島への接岸や宗谷海峡から日本海への海氷の小規模な流出がみられました。
なお、網走では平年より9日早い1月12日に流氷初日を、また平年より16日早い1月17日に流氷接岸初日を観測しました。