オホーツク海の海氷分布(月概況)
平成25年3月7日発表
気象庁 地球環境・海洋部
診断(2013年2月)
オホーツク海全域の海氷域面積は、1月から引き続き平年より小さく経過しましたが、2月下旬に平年並になりました。 稚内では、平年より1日早い2月12日に流氷初日を観測しました。
2月28日 |
1月31日
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2月5日
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オホーツク海の海氷分布の経過(2013年2月)
赤線は平年(1981~2010年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。
解説
オホーツク海全体の海氷の状況
オホーツク海の海氷域面積は、1月から引き続き平年より小さく経過しました。 オホーツク海上空に暖かい空気が入り一時的に海氷域が融解しましたが、 海氷域は拡大し、2月下旬に海氷域面積は平年並になりました。
北海道周辺の流氷の動き
北海道オホーツク海沿岸では、2月上旬に上空に暖かい空気が入り一時的に海氷は融解しましたが、 再び海氷域は拡大し、北海道オホーツク海沿岸に接岸する状況が続きました。 国後水道(※1)からは2月を通じて、珸瑶瑁(ごようまい)水道(※2)からは2月中旬以降 太平洋へ海氷が流出しました。また、2月中旬以降断続的に宗谷海峡から日本海に海氷が流出しました。
なお、稚内では平年より1日早い2月12日に流氷初日を観測しました。
※1 国後水道 :国後島と択捉島の間の水道。
※2 珸瑶瑁(ごようまい)水道 :北海道根室半島の納沙布岬と、歯舞群島の水晶島との間の水道。