オホーツク海の海氷分布(月概況)
平成25年4月8日発表
気象庁 地球環境・海洋部
診断(2013年3月)
オホーツク海の海氷域面積は概ね平年並で経過しました。3月下旬以降、中部・南部の海氷域は平年より東に拡大しました。
3月31日 |
2月28日
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3月5日
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オホーツク海の海氷分布の経過(2013年3月)
赤線は平年(1981~2010年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。
解説
オホーツク海全体の海氷の状況
3月は、オホーツク海中部・南部では西よりの風が吹く日が多く、海氷域は東に拡大し、3月下旬にはウルップ海峡(※1)から太平洋に流出しました。 オホーツク海の海氷域面積は2月下旬から引き続き概ね平年並で経過し、3月15日には今シーズン最大の107.13万平方キロメートルに達しました。
※1 ウルップ海峡 :ウルップ島の北の海峡。
北海道周辺の流氷の動き
北海道オホーツク海側沿岸の海氷は、3月上旬までは広い範囲で接岸していましたが、3月中旬以降は、西よりの風が吹く日が多く、知床半島北西岸を除き概ね離岸しました。 海氷の太平洋への流出は、3月上旬は珸瑶瑁(ごようまい)水道(※2)と国後水道(※3)で、3月中旬と下旬は国後水道と択捉海峡(※4)で、それぞれみられました。 また、3月上旬には宗谷海峡から日本海への海氷の流出もみられました。
なお、網走の海明けは平年より7日早い3月13日で、稚内の流氷終日は平年より5日早い3月7日となりました。
※2 珸瑶瑁(ごようまい)水道 :北海道根室半島の納沙布岬と、歯舞群島の水晶島との間の水道。
※3 国後水道 :国後島と択捉島の間の水道。
※4 択捉海峡 :択捉島とウルップ島の間の海峡。