オホーツク海の海氷分布(月概況)

平成28年1月8日発表
気象庁 地球環境・海洋部

診断(2015年12月)

オホーツク海の海氷域面積は、12月を通して平年より小さく経過しました。 サハリン東岸の海氷域の南端は、12月31日時点で平年より北の北緯47.8度付近となりました。

海氷分布図(オホーツク海全体)
12月31日
11月30日の海氷分布図
11月30日
12月5日の海氷分布図
12月5日
12月10日の海氷分布図
12月10日
12月15日の海氷分布図
12月15日
12月20日の海氷分布図
12月20日
12月25日の海氷分布図
12月25日
12月31日の海氷分布図
12月31日

オホーツク海の海氷分布の経過(2015年12月)
赤線は平年(1981年から2010年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。


オホーツク海の海氷域面積(2015年11月~2015年12月)
年別経過図の凡例

図2 オホーツク海の海氷域面積(2015年11月~2015年12月)

解説

オホーツク海全体の海氷の状況

オホーツク海では、10月下旬にシェリホフ湾、11月上旬にオホーツク海北岸、シャンタル諸島付近及び間宮海峡、 11月下旬にサハリン東岸、12月上旬にテルペニヤ湾でそれぞれ結氷が始まりました。 11月はオホーツク海を低気圧が周期的に通過し、 寒気が流入する期間が短かったためオホーツク海北部の海氷域の拡大は進みませんでした。
12月はサハリン周辺を中心に気温が平年より高く経過したため、 オホーツク海の海氷域面積は、12月を通して平年より小さく経過しました。 サハリン東岸の海氷域の南端は、12月31日時点で平年より北の北緯47.8度付近となりました。

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