オホーツク海の海氷分布(月概況)
平成29年2月7日発表
気象庁 地球環境・海洋部
診断(2017年1月)
オホーツク海の海氷域面積は、1月中旬に一時的に減少し、平年より小さくなりましたが、1月下旬には平年並になりました。
稚内では平年より19日早い1月25日、網走では平年より10日遅い1月31日に流氷初日となりました。
1月31日 |
12月31日
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1月5日
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1月10日
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1月15日
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1月20日
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1月25日
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1月31日
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図1 オホーツク海の海氷分布の経過(2017年1月)
赤線は平年(1981年から2010年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。
図2 オホーツク海の海氷域面積(2016年11月~2017年01月)
解説
オホーツク海全体の海氷の状況
1月上旬のオホーツク海の海氷域面積は平年より大きく経過しました。 しかし、1月中旬にサハリン北部周辺で気温が平年より高く経過し、オホーツク海北部沿岸やサハリン東方の海域を中心に広い範囲で海氷が融解したため、海氷域面積は減少し、平年より小さくなりました。 その後、海氷域は再び拡大し、1月下旬の海氷域面積は平年並になりました。
北海道周辺の流氷の動き
オホーツク海南部では、1月に入って低気圧や気圧の谷が周期的に通過し、冬型の気圧配置が長続きしなかったため、 海氷域の南下は進みませんでした。1月中旬以降は、低気圧の通過に伴って東よりの風の吹く日が多く、 19日には海氷域の一部が宗谷海峡から日本海に流出しました。 1月下旬には北海道オホーツク海沿岸の所々で海氷が接岸しました。 稚内では平年より19日早い1月25日、網走では平年より10日遅い1月31日に流氷初日となりました。