オホーツク海の海氷分布(月概況)
令和2年5月8日発表
気象庁 地球環境・海洋部
診断(2020年4月)
オホーツク海の海氷域面積は月を通して平年より小さく経過しました。
4月30日 |
3月31日
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4月5日
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図1 オホーツク海の海氷分布の経過(2020年4月)
赤線は平年(1981年から2010年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。
図2 オホーツク海の海氷域面積(2019年11月~2020年04月)
解説
オホーツク海全体の海氷の状況
オホーツク海では前月に引き続き気温が平年より高く経過したため、海氷の融解が進みました。 また、4月上旬には低気圧の影響でサハリンの東の海氷が岸に吹き寄せられたことにより、海氷域面積は大きく減少しました。 このため、オホーツク海全域の海氷域面積は月を通して平年より小さく経過しました。
北海道周辺の流氷の動き
海氷の太平洋への流出は4月上旬に終息しました。オホーツク海南部の海氷は急速に融解が進み、4月中旬には北緯46度以南の海氷はすべて融解しました。
各地の流氷終日は、稚内では平年より2日早い3月10日、網走では平年より8日早い4月3日となりました。