オホーツク海の海氷分布(月概況)

令和4年1月7日 気象庁発表

診断(2021年12月)

オホーツク海の海氷域面積は、12月前半はおおむね平年より小さく、12月後半は平年並で経過しました。
サハリン東岸の海氷域の南端は、12月31日時点で平年より南の北緯45.5度付近となりました。

海氷分布図(オホーツク海全体) 海氷分布図(北海道周辺)
12月31日
11月30日の海氷分布図
11月30日
12月5日の海氷分布図
12月5日
12月10日の海氷分布図
12月10日
12月15日の海氷分布図
12月15日
12月20日の海氷分布図
12月20日
12月25日の海氷分布図
12月25日
12月31日の海氷分布図
12月31日

図1 オホーツク海の海氷分布の経過(2021年12月)
赤線は平年(1991年から2020年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。


オホーツク海の海氷域面積(2021年11月~2021年12月)
年別経過図の凡例

図2 オホーツク海の海氷域面積(2021年11月~2021年12月)

解説

オホーツク海全体の海氷の状況

オホーツク海では、10月中旬にシェリホフ湾で、11月上旬にオホーツク海北岸、シャンタル諸島付近、間宮海峡、及びサハリン東岸でそれぞれ結氷が始まりました。オホーツク海では例年結氷が始まる10月下旬以降、おおむね気温が平年より高く経過したため海氷域の拡大が進まず、海氷域面積は12月前半までおおむね平年より小さく経過しました。12月後半に強い寒気の吹き出しがあり、海氷域面積は平年並となりました。

北海道周辺の流氷の動き

サハリン東岸の海氷域は12月前半まで平年より遅く南下していましたが、12月後半に強い寒気を伴う北風の影響を受けて急速に南下し、12月31日時点の海氷域の南端は平年より南の北緯45.5度付近となりました。

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