オホーツク海の海氷分布(月概況)
令和6年5月10日 気象庁発表
診断(2024年4月)
オホーツク海の海氷域面積は、おおむね4月を通して平年より小さく、特に4月後半は過去最小水準で経過しました。
4月30日 |
3月31日
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4月5日
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4月10日
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4月15日
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図1 オホーツク海の海氷分布の経過(2024年4月)
赤線は平年(1991年から2020年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。
図2 オホーツク海の海氷域面積(2023年11月~2024年04月)
解説
オホーツク海全体の海氷の状況
4月のオホーツク海は南からの暖気の流入により全域で気温が平年より高く経過し、海氷の融解が急速に進みました。オホーツク海全域の海氷域面積は4月はじめは平年並でしたが、その後は平年より小さく、4月後半は過去最小水準で経過しました。
北海道周辺の流氷の動き
北海道オホーツク海沿岸の海氷は4月はじめは知床半島の一部と国後島、択捉島で接岸し、国後水道(※)から太平洋への流出がみられましたが、その後、海氷の融解が急速に進み、太平洋への流出は4月中旬に終息しました。
北海道周辺の海氷は4月中旬にすべて融解し、下旬には海氷域の南端は北緯49度付近まで後退しました。
※ 国後水道 :国後島と択捉島の間の水道