日本沿岸の月平均潮位の変動

診断（2007年11月）

2007年11月の月平均潮位は、最近5年間の同月の平均と比べ、紀伊半島から九州の太平洋側の一部でやや高い状態でした。
その他の地方の沿岸は、ほぼ例年並でした。

2007年11月 月平均潮位偏差分布

月平均潮位偏差とは、最近5年間の月平均値からの差で、正(負)の値は 最近5年間の月平均値より高い(低い)ことを示しています。偏差は、図の下方にあるスケールと同じ色で分類されています。

偏差をΔHとすると、ΔHの分類は以下のとおりです。

甚だ高い	+20 ≤	ΔH
かなり高い	+10 ≤	ΔH <	+20
やや高い	+5 ≤	ΔH <	+10
例年並	-5 ≤	ΔH <	+5
やや低い	-10 ≤	ΔH <	-5
かなり低い	-20 ≤	ΔH <	-10
甚だ低い		ΔH <	-20

解説

2007年11月の月平均潮位は、最近5年間の同月の平均と比べ、紀伊半島から九州の太平洋側の一部でやや高い状態でした。その他の地方の沿岸は、ほぼ例年並でした。
月平均表層水温は、紀伊半島から九州の太平洋側の沿岸で最近5年間の同月の平均と比べ、1℃近く高い状態でした。これが潮位の高い状態を引き起こしていると考えられます。
なお、このページにおける偏差は、潮位、水温、海面気圧ともに最近5年間（2002～2006年）のデータの平均値からの差としています。 また、月平均潮位偏差の各地点の値は潮汐概況に掲載しています。