日本沿岸の月平均潮位の変動

2026年2月20日 気象庁発表
(次回発表予定 2026年3月23日)

診断(2026年1月)

2026年1月の月平均潮位は、最近5年間の同月の平均に比べ、父島ではかなり高く、北日本の沿岸ではやや高い状態でした。一方、東日本の太平洋沿岸、熊野灘の沿岸、紀伊半島南西岸、紀伊水道、瀬戸内海、四国地方の太平洋沿岸、与那国島では甚だ~やや低い状態でした。
その他の地方の沿岸は、ほぼ例年並でした。
月平均潮位偏差分布

2026年1月 月平均潮位偏差分布


月平均潮位偏差とは、最近5年間の月平均値からの差で、正(負)の値は最近5年間の月平均値より高い(低い)ことを示しています。偏差は、図の下方にあるスケールと同じ色で分類されています。

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の影響により、▲で示した地点は診断での利用を休止しています。詳しくは、「潮位観測施設への平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の影響」をご覧ください。

令和6年(2024年)能登半島地震の影響により、■で示した地点は診断での利用を休止しています。

所管機関が気象庁から、下関は国土交通省港湾局へ、銚子漁港は千葉県へ変更になりましたが、診断への利用を継続しています。

偏差をΔHとすると、ΔHの分類は以下のとおりです。


甚だ高い +20 ≤ ΔH  
かなり高い +10 ≤ ΔH < +20
やや高い +5 ≤ ΔH < +10
例年並 -5 ≤ ΔH < +5
やや低い -10 ≤ ΔH < -5
かなり低い -20 ≤ ΔH < -10
甚だ低い ΔH < -20

解説

父島では、月平均表層水温が最近5年間の同月の平均と比べ高い状態でした。
北日本の沿岸では、2026年1月の月平均海面気圧は、最近5年間の同月の平均に比べ、約3~6hPa程度低くなりました。
三宅島では、月を通して黒潮が南を流れており、海面水位が低い所に位置していました。
東日本の太平洋沿岸では、月を通して周辺に冷水渦や冷水域があり、月平均表層水温が最近5年間の同月の平均と比べ低い状態でした。
与那国島では、月平均表層水温が最近5年間の同月の平均と比べ低い状態でした。
これらのことから、月平均潮位が父島ではかなり高く、北日本の沿岸ではやや高い状態になった一方、東日本の太平洋沿岸、熊野灘の沿岸、紀伊半島南西岸、紀伊水道、瀬戸内海、四国地方の太平洋沿岸、与那国島では甚だ~やや低い状態になったものと考えられます。

(参考情報:月平均表層水温の偏差月平均海面気圧の偏差

なお、このページにおける偏差は、潮位、水温、海面気圧、地盤上下変動量(検潮所周辺の国土地理院のGPS観測データをもとに気象庁で計算した推定値)と最近5年間(2021~2025年)のデータの平均値との差としています。 また、月平均潮位偏差の各地点の値は潮汐概況に掲載しています。
(参考情報:潮汐概況

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