日本沿岸の月平均潮位の変動
平成24年2月20日発表
気象庁地球環境・海洋部
平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震で観測機器の破損や地盤の変動が大きかった東北地方の地点(青森県八戸~福島県小名浜)については、診断での利用を休止しています。 また、それ以外の地点においても、潮位観測値に地盤の変動の影響が含まれている可能性があります。 診断(2012年1月)2012年1月の月平均潮位は、最近5年間の同月の平均と比べ、伊豆諸島の沿岸、関東地方から四国地方の太平洋沿岸、瀬戸内海および山陰、九州地方の沿岸、南西諸島の一部の沿岸では、やや~かなり高い状態でした。 2012年1月 月平均潮位偏差分布 月平均潮位偏差とは、最近5年間の月平均値からの差で、正(負)の値は最近5年間の月平均値より高い(低い)ことを示しています。偏差は、図の下方にあるスケールと同じ色で分類されています。 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の影響により、▲で示した地点は診断での利用を休止しています。 銚子漁港は平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震による地盤沈下のため診断での利用を休止していましたが、新たな測量結果が得られたため、平成24年1月から診断での利用を再開しました。また、新たに赤羽根・熊野・御坊・阿波由岐・南大東を診断で利用する地点として追加しました。 偏差をΔHとすると、ΔHの分類は以下のとおりです。
解説2012年1月の月平均潮位は、最近5年間の同月の平均と比べ、伊豆諸島の沿岸、関東地方から四国地方の太平洋沿岸、瀬戸内海および山陰、九州地方の沿岸、南西諸島の一部の沿岸では、やや~かなり高い状態でした。 |