日本沿岸の月平均潮位の変動
2013年7月22日発表
気象庁地球環境・海洋部
平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震で観測機器の破損や地盤の変動が大きかった東北地方の地点(青森県八戸~福島県小名浜)については、診断での利用を休止しています。 また、それ以外の地点においても、潮位観測値に地盤の変動の影響が含まれている可能性があります。 下関は、所管機関が国土交通省港湾局へ変更になり、名称が弟子待検潮所となりましたが、観測は同一地点で続けており、診断への利用を継続しています。 診断(2013年6月)2013年6月の月平均潮位は、最近5年間の同月の平均と比べ、関東地方から東海地方の一部の沿岸でやや~かなり高く、隠岐の沿岸でやや高い状態でした。 一方、三宅島の沿岸ではかなり低く、南西諸島の一部の沿岸ではやや低い状態でした。 2013年6月 月平均潮位偏差分布 月平均潮位偏差とは、最近5年間の月平均値からの差で、正(負)の値は最近5年間の月平均値より高い(低い)ことを示しています。偏差は、図の下方にあるスケールと同じ色で分類されています。 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の影響により、▲で示した地点は診断での利用を休止しています。 偏差をΔHとすると、ΔHの分類は以下のとおりです。
解説2013年6月の月平均潮位は、最近5年間の同月の平均と比べ、関東地方から東海地方の一部の沿岸でやや~かなり高く、隠岐の沿岸でやや高い状態でした。 一方、三宅島の沿岸ではかなり低く、南西諸島の一部の沿岸ではやや低い状態でした。 |