歴史的潮位資料
気象庁では、これまで各地の気象台に紙で保管されていた過去の潮位観測記録をデジタル化し、1924年12月以降の時別値・月別値・年平均値のデータを容易に入手・利用できるように整備しました。
また、デジタル化に併せて品質管理を施し、過去から現在まで一貫した品質のデータにしました。これにより過去に発生した高潮や異常潮位等と現在の現象の比較や検証を容易に行えるようになります。
約100年にわたり蓄積された海面水位データとして、長期にわたる海面水位の変化の調査への利用も期待されます。潮位には地盤変動の影響も含まれます。
なお、今回デジタル化した1997年3月までのデータを「歴史的潮位資料」、1997年4月以降のデータを「近年の潮位資料」と呼んでいます。
データ
「歴史的潮位資料」は、各地の気象台に紙で保管されている過去の潮汐観測記録をデジタル化したオリジナルデータ、それらを品質管理した再解析値で構成されます。ユーザーが独自に品質管理することをサポートするページも用意してあります。
観測開始から1997年3月までの毎時の潮位、潮位偏差(潮位と、月や太陽の運動などから算出した天文潮位の差)を掲載しています。
毎時データや品質管理情報をそれぞれテキスト形式で全期間一括ダウンロードするページや、品質管理情報を利用したデータのユーザーカスタマイズのページを用意しています。
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