歴史的潮位資料 品質管理とユーザーカスタマイズ

品質管理

気象庁では、過去のデータを現在のデータと同様なものとするため、「オリジナルデータ」毎時潮位に、以下のような品質管理を実施しており、その結果が「再解析値」となっています。なお、地盤変動による潮位データのシフトの補正は行っていません。
  • 観測基準面の変更等によるデータのシフトの補正(現在の観測基準面に合わせる)
  • 観測自記紙から観測原簿への人間の転記ミスの修正
  • 異常値の修正、修正が不可能ならデータ削除
  • 観測環境や観測機器の劣化による異常値の補正や削除
  • 天文潮位と潮位偏差の再計算

ユーザーカスタマイズ

再解析値では気象庁が長期データとして利用するのに最善だと判断した品質管理を実施していますが、潮位データを調査・研究等に利用する場合、その目的に応じて自身で独自の品質管理をしたいという方もいらっしゃると思います。
気象庁が実施した品質管理の一部はユーザーが取捨選択出来るようになっており、フラグ付きデータとオリジナルデータを組み合わせることにより、ユーザーが独自にカスタマイズしたデータを作成することが可能です。

ユーザーカスタマイズは、オリジナルデータとフラグ付きデータをダウンロードし、利用者ご自身でデジタル処理を実施してください。(オリジナルデータ、フラグ付きデータの取得はこちら
品質管理の取捨選択にあたっては、フラグ付きデータとは品質管理実例集をご覧ください。

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