東経137度線(北緯7度から33度)における冬季の二酸化炭素の平均濃度及び平均pH

東経137度線の北緯7度から33度で平均した冬季の二酸化炭素の長期変化傾向については、大気中が2.0±0.1ppm/年で、表面海水中が1.8±0.1ppm/年で増加しています。("±"以降の数値は95%信頼区間を示します。例えば、1.8±0.1ppm/年の場合、1.7ppm/年から1.9ppm/年の範囲に入る確率が95%であることを意味します。)
 また、東経137度線の北緯7度から33度で平均した冬季の表面海水中の水素イオン濃度指数(pH)は、10年あたり0.019±0.001の割合で低下しています。
 このような二酸化炭素濃度の増加の要因は、大気中については人間活動によって大気中に二酸化炭素が放出されているためであり、表面海水中については大気中に放出された二酸化炭素を海洋が吸収しているためです。また、海洋が二酸化炭素を吸収し続けていることにより、海洋酸性化が進行しています。
東経137度線(北緯7~33度)で平均した冬季の二酸化炭素濃度の経年変化

東経137度線(北緯7~33度)で平均した冬季の二酸化炭素濃度の経年変化

図中の青色の■印が表面海水中の、ピンク色の●印が大気中の二酸化炭素濃度を表しています。また、括弧内の数値は長期変化傾向を表し、"±"以降の数値は95%の信頼区間を示しています。
東経137度線(北緯7~33度)で平均した冬季のpHの経年変化

東経137度線(北緯7~33度)で平均した冬季のpHの経年変化

数値は長期変化傾向を表し、"±"以降の数値は95%の信頼区間を示しています。掲載しているデータは、更新時に過去に遡って再計算を行っています。

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