臨時診断表 2013年6月の日本海南部の海面水温について
平成25年7月5日発表
気象庁地球環境・海洋部
診断
日本海南部における6月の月平均海面水温は、1985年以降で最も高くなりました。
海面水温の平年値(1981~2010年の30年間の平均値)からの差を示しています。青枠は日本海南部の海域を表しています。
平年差は、図の右にある0.5℃毎のスケールと同じ色で色分けされています。この図の海面水温平年差は速報値です。
注)診断の発表後も、後から入手した観測値によって更新されることがありますので、最新の資料は、海洋のデータバンクをご利用ください。
解説
海面水温
日本海南部における6月の月平均海面水温は20.9℃、平年差は+2.2℃(速報値)となり、1985年以降、6月としては最も高くなりました(6月の月平均海面水温の平年差の時系列、6月の日別海面水温の推移を参照)。6月末の水温は7月中旬から下旬並となっていました。
5月後半から6月前半にかけて日本海が高気圧に覆われた日が多く日射量が平年より多くなり、その後も風が弱い日が続いたため水温が高い状態が続き、6月の海面水温が高くなったと考えられます。日本の気温も、高気圧や南からの暖かい気流の影響により、中旬を中心に全国的に高温となりました。
その他
7月22日に、6月の日本近海の海面水温(月概況)について定期診断を発表します。
参考図:2013年6月の月平均海面水温