全球の海面水温の変動(2026年7月)
令和8年8月17日気象庁発表
令和8年8月17日気象庁発表
- 海面水温は、太平洋熱帯域では、日付変更線以東で顕著な正偏差となりました。NINO.3海域の月平均海面水温偏差は+2.6℃、基準値との差は+2.5℃となりました。西部では、ニューギニアの北など一部で正偏差だったほかは、負偏差となりました。
- 北太平洋では、150°E以東の亜熱帯域と北米沿岸を除いた40~50°N帯で顕著な正偏差となりました。一方、30~35°N帯では負偏差のところが多くなりました。
- 南太平洋では、中部の亜熱帯域で負偏差となったほかは概ね正偏差となり、東部やニュージーランド周辺は顕著な正偏差となりました。
- インド洋では、全般に正偏差で、顕著な正偏差のところもみられました。
- 北大西洋では、20~30°N帯および東部で顕著な正偏差となり、西部の中緯度は負偏差となりました。
- 南大西洋では、熱帯~亜熱帯のアフリカ沿岸で負偏差となったほかは概ね正偏差となり、中緯度では顕著な正偏差のところが多くなりました。

全球海面水温平年偏差の分布
2026年7月の全球海面水温平年偏差の分布(平年
値は1991年〜2020年)。等値線の間隔は0.5℃。
全球の海面水温の最近の傾向
北太平洋では、2010年代後半はおおむね正の太平洋十年規模振動(PDO)時に見られる海面水温偏差パターン(北太平洋中央部付近で負偏差、北米沿岸などで正偏差)が続いていましたが、2020年頃からは北太平洋中央部付近で正偏差が続いているなど、負のPDO時のパターンが見られています。
全球平均海面水温は、長期的な昇温傾向が持続しています(海面水温の長期変化傾向(全球平均))。
顕著な現象とは
全球の海面水温の診断にあたっては、海面水温平年偏差を標準偏差で規格化して(規格化海面水温偏差)、+1を上回る正偏差(高温)、−1を下回る負偏差(低温)を顕著な現象として主に記述しています。ただし、ある程度の大きさ(数1000km以上)を持つ空間パターンを対象にしています。