オホーツク海の海氷分布(月概況)
平成30年1月9日発表
気象庁 地球環境・海洋部
診断(2017年12月)
オホーツク海の海氷域面積は、12月上旬、中旬はおおむね平年並で経過しましたが、12月下旬には平年より小さくなりました。 オホーツク海南部の海氷域の南端は12月31日時点で平年並の北緯46.7度付近となりました。
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12月31日 |
![]() 11月30日
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![]() 12月20日
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![]() 12月31日
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図1 オホーツク海の海氷分布の経過(2017年12月)
赤線は平年(1981年から2010年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。
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図2 オホーツク海の海氷域面積(2017年11月~2017年12月)
解説
オホーツク海全体の海氷の状況
オホーツク海では、10月中旬にシェリホフ湾、10月下旬にオホーツク海北岸及び間宮海峡、11月上旬にシャンタル諸島付近、11月中旬にサハリン東岸、11月下旬にテルペニヤ湾でそれぞれ結氷が始まりました 。
12月のオホーツク海の海氷域面積は中旬までおおむね平年並で経過しました。下旬には急速に発達した低気圧がオホーツク海南部を通過し、その後、サハリン東海上に停滞した影響で海氷域は大きく縮小し、海氷 域面積は平年より小さくなりました。また、オホーツク海南部の海氷域の南端は12月31日時点で平年並の北緯46.7度付近となりました。