オホーツク海の海氷分布(月概況)
平成31年1月10日発表
気象庁 地球環境・海洋部
診断(2018年12月)
オホーツク海の海氷域面積はおおむね平年より小さく経過しました。 サハリン東岸の海氷域の南端は、12月31日時点で平年並の北緯47.0度付近となりました。
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12月31日 |
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図1 オホーツク海の海氷分布の経過(2018年12月)
赤線は平年(1981年から2010年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。
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図2 オホーツク海の海氷域面積(2018年11月~2018年12月)
解説
オホーツク海全体の海氷の状況
オホーツク海では、10月下旬にシェリホフ湾、オホーツク海北岸及び間宮海峡、11月中旬にシャンタル諸島付近、11月下旬にサハリン東岸、12月中旬にテルペニヤ湾でそれぞれ結氷が始まりました。
12月のオホーツク海は低気圧が停滞することが多く、このため、北部を中心に気温が平年より高く経過し、また、海氷が岸に吹き寄せられたことにより、オホーツク海全域の海氷域面積はおおむね平年より小さく経過しました。 一方、サハリン東岸の海氷域の南下は平年並で、その南端は12月31日時点で北緯47.0度付近となりました。