平成18年7月豪雨 平成18年(2006年)7月15日~7月24日
長野県、鹿児島県を中心に九州、山陰、近畿、北陸地方の広い範囲で大雨。
災害状況
死者28名、行方不明者2名、負傷者46名
住家全壊275棟、半壊1264棟、一部損壊169棟
床上浸水1572棟、床下浸水5424棟など
(気象庁まとめ)
概要
7月15日から24日にかけて、九州から本州付近にのびた梅雨前線の活動が活発となった。
このため、長野県、富山県では7月15日から21日までの7日間の総降水量が多い所で600ミリを超え、長野県王滝村御嶽山(オンタケサン)で701ミリ、富山県立山町で678ミリとなった。
また、九州では、18日から24日までの7日間の総降水量が多い所で1,200ミリを超え、宮崎県えびの市で1,281ミリ、鹿児島県さつま町紫尾山(シビサン)で1,264ミリとなった。
24時間降水量が19日10時頃までに長野県塩尻市木曽平沢で255ミリ、23日7時頃までに鹿児島県阿久根市で622ミリなど記録を更新した所があった。鹿児島県、熊本県、島根県、長野県などでは、総降水量が7月の月間平均降水量の2倍を超えるなど記録的な大雨となった。
この大雨により、長野県、鹿児島県を中心に九州、山陰、近畿、および北陸地方などで土砂災害や浸水害が発生し、死者が長野県で12名、鹿児島県で5名など27名となった。
大雨の状況
問い合わせ先
気象庁観測部計画課情報管理室 電話 03-3212-8341(内線 4154, 4157)