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梅雨前線と低気圧による大雨 令和6年(2024年)7月23日~7月26日 (速報)


7月23日から26日にかけて、北日本を中心に大雨となった。総降水量は山形県で400ミリを超え、平年の7月の月降水量を大きく上回る記録的な大雨となった所があった。

概要

 7月23日から26日にかけて、北日本に停滞した梅雨前線や前線上の低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだため大気の状態が非常に不安定となり、北日本を中心に大雨となった。7月23日から7月26日までの総降水量は山形県で400ミリを超え、平年の7月の月降水量を大きく上回る記録的な大雨となった所があった。また、北日本では平年の7月の月降水量を超えた地点があった。
 23日から24日にかけては、梅雨前線上に発生した低気圧が北海道付近を通過した。この影響で、北海道地方では大雨となった所があり、1時間降水量や24時間降水量が観測史上1位の値を更新した地点があった。
 その後、24日から26日にかけては、梅雨前線が北日本を南下し、東北地方に停滞した。この影響で、山形県や秋田県では断続的に雷を伴った非常に激しい雨や局地的に猛烈な雨が降り、複数の地点で24時間降水量が観測史上1位の値を更新するなど、記録的な大雨となった。特に、山形県では25日昼過ぎと夜遅くに線状降水帯が発生するなど災害発生の危険度が急激に高まり、気象庁は、山形県を対象に25日昼過ぎと夜遅くの2回大雨特別警報を発表した。これらの大雨により、北日本では東北日本海側を中心に、土砂災害や河川の増水や氾濫、低地の浸水による被害が発生した。
 なお、この期間は北日本から西日本にかけて大気の状態が不安定であったため、発達した積乱雲により、突風の被害が発生した所があった。

資料全文は、こちらです。

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問い合わせ先

気象庁大気海洋部気象リスク対策課 電話 03-6758-3900(内線 4256、4257)


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