よくある質問(FAQ)
統計値に関する質問
日降水量より日最大1時間降水量の方が多いことがあるのはどうしてですか。
「日降水量」は当日の0時00分~24時00分の降水量です。これに対して「日最大1時間降水量」は、0時01分から24時00分までの1分ごとの前1時間降水量のうちの最大値です。ただし、アメダスの観測方法変更日の前日以前の「日最大1時間降水量」は、「要素ごとの値の補足説明」をご覧ください。
このため、前日の23時30分~24時00分に30mm、当日の0時00分~0時30分に20mmの雨が降り、その後0時30分~24時00分は雨が降らなかった場合、当日の「日降水量」は20mmですが、「日最大1時間降水量」は0時30分における50mm(23時30分~0時30分の1時間降水量)で、日降水量より多くなります。
最大1時間降水量を「任意の1時間の値」で定義するのはどうしてですか。
最大1時間降水量は、短時間にどの程度の降水があったのかを示す指標の一つとして、防災目的等で使われています。適切に利用されるためには、日の境界(24時)で区切って他の時間帯と不均質になることは望ましくありません。例えば、前日23時30分から24時00分までに30mm、当日0時00分から0時30分までに20mmの降水があった場合、前日30mm、当日20mmのように分けてしまっては、1時間で50mm降ったことがわかりにくくなります。こうしたことを避けるため日の境界にかかわらず「任意の1時間の値」で定義しています。
日降水量より日最大24時間降水量の方が多いことがあるのはどうしてですか。
ある日の「日降水量」は、当日の0時00分~24時00分の降水量を指します。ある日の「日最大24時間降水量」は、前日の0時10分から当日の24時00分までの間における連続する24時間で最も多くなる降水量を計算したものです。日をまたいで多くの降水があった場合は、日最大24時間降水量が日降水量より多くなることがあります。
月最大24時間降水量より日降水量の月最大値の方が多いことがあるのはどうしてですか。
月最大24時間降水量は、1時間ごとの降水量から連続する24時間の降水量を求め、月の中で最大となる値で、1時間ごとの値が12箇月程度揃う年を統計開始としています。このため、日降水量の月最大値が観測された日が、月最大24時間降水量の統計開始前であったり、1時間ごとの値がないため月最大24時間降水量が計算されない月の場合があります。
降水量の表示には「0」と「−」がありますが、違いは何ですか。
気象台等においては、「0.0mm」は降水はあったが0.5mmに達しなかった、「-」は降水がなかった、と区別しています。一方、アメダスにおいては大気現象(降水の有無など)の観測をしていないため降水なしはすべて「0mm」と表現されます。ただし気象台等において、降水なしであっても表示は「0mm」としている場合もあります。詳細は「要素ごとの値の補足説明」をご覧ください。
日照時間の10分ごとの値の合計が1時間ごとの値と一致しないのはどうしてですか。
日照時間の「10分ごとの値」は1分単位(小数切り捨て)で表示し、「1時間ごとの値」は0.1時間単位(小数第2位を四捨五入)で表示しています。このため、足し合わせても一致しないことがあります。詳細は「要素ごとの値の補足説明」をご覧ください。
日平均気温より日最高気温が低い日や日最低気温が高い日があるのはどうしてですか。
最高気温用の温度計や最低気温用の温度計と定時観測用の温度計が別だった時代があり、気温の変化の小さい日は、測器の器差により日平均気温より日最高気温が低くなったり日最低気温が高くなることがあります。また、1960年頃には、日最低気温を前日9時~当日9時の間で最も低い気温としていた期間がありました。日平均気温は当日0時~24時の気温から求めるため、当日9時以降に大きく気温が下がった場合などは、日平均気温より日最低気温が高くなることがあります。
天気概況が表示されません。
天気概況は、職員が観測地点における天気の変化状況を目視で観測し、簡潔に表現したものです。機械による自動観測のみを行う特別地域気象観測所と「つくば(館野)」、「南鳥島」は天気概況を記録していませんので、「地点ごとのデータ(昨日まで)」や「毎日の全国データ一覧表」では天気概況欄が空欄となります。夜間に目視観測を行わない官署は、夜間のみ空欄となります。
天気概況が「晴れ」なのに降水量が表示されている場合がありますがどうしてですか。
天気概況は昼(6時~18時)と夜(18時~翌6時)に分かれているため、大気現象が6時までに起こった場合は前日の天気概況(夜)に表現されることがあります。また、現象が軽微であった場合には観測者の判断で天気概況に記入しない場合があります。
積雪の深さの前1時間差と降雪の深さが一致しない場合がありますが、どうしてですか。
平成30年11月27日以降の降雪の深さについては、品質管理方法を改善したため、一致しない場合があります。詳細は地上気象観測種目(降雪の深さ)をご覧ください。