日本近海の海流

令和8年9月30日 気象庁発表
(次回発表予定  10月9日)

診断(2026年9月下旬)

黒潮(図1、表1)
  • 黒潮は、都井岬、足摺岬、潮岬で接岸し、室戸岬で離岸して流れています。
  • 潮岬沖では東に流れ、伊豆諸島付近では三宅島付近を流れています。
  • 房総半島では接岸して流れています。
親潮・対馬暖流(図2、表2)
  • 親潮の南限位置は、東経148度以東に後退し、親潮の面積は、平年よりかなり小さくなっています。
  • 対馬暖流の勢力は、平年よりかなり強くなっています。

日本近海の深さ50mの海流分布図(9月29日)
図1:日本近海の深さ50mの海流分布図(9月29日)
日本近海の深さ100mの水温分布図(9月29日)
図2:日本近海の深さ100mの水温分布図(9月29日)

深さ50mの海流分布図(図1)は、海洋大循環モデルとデータ同化による算出結果を示しています。 0.2ノット(1ノット≒0.5m/s、図ではktと表記しています。)以上の流れの向きを矢印で示しています。流速は、図の右にあるスケールを参照してください。 深さ100mの水温分布図(図2)の水温は、図の右にあるスケールと同じ色で色分けされています。

これらの図は速報値で作成しています。日本近海のデータの図は、診断の発表後も、後から入手した観測値によって更新されることがあります。

解説

沖縄周辺、日本の南から関東沖にかけての海流

2026年9月下旬の沖縄周辺、日本の南から関東沖にかけての海流の実況は、表1のとおりです。

表1:沖縄周辺、日本の南から関東沖にかけての海流の実況と見通し
海域・項目 実況 向こう1か月の見通し(注)
都井岬での黒潮の離岸・接岸(※1) 接岸 離岸する
足摺岬での黒潮の離岸・接岸(※1) 接岸 接岸
室戸岬での黒潮の離岸・接岸(※1) 離岸 接岸する
潮岬での黒潮の離岸・接岸(※1) 接岸 接岸
東海沖の黒潮流路の最南位置(※2) なし なし
伊豆諸島付近の黒潮通過位置(※1) 三宅島付近 三宅島と八丈島の間
房総半島での黒潮の離岸・接岸(※1) 接岸 接岸が続くが、期間末には離岸する
その他の顕著な現象 八丈島の東の北緯33度、東経141度付近に冷水渦がみられる
東海沖の北緯34度、東経138度付近に冷水渦がみられる
南大東島付近の北緯26度、東経131度付近に冷水渦がみられる
石垣島の南の北緯22.5度、東経124.5度付近に暖水域がみられる
-

(注)『 − 』は、海面水温・海流1か月予報に記載がない項目です。

(※)が付いている項目の見方については、「海流の診断の見方」のページもあわせてご参照ください。

 

日本の東と日本海の海流

2026年9月下旬の日本の東と日本海の海流は、表2のとおりです。

表2:日本の東と日本海の海流の実況と見通し
項目 実況 向こう1か月の見通し(注)
親潮の沿岸寄りの分枝の南限位置(※3) 東経148度以東に後退(北緯41.5度、東経150.5度付近) 東経148度以東に後退
親潮の沖合の分枝の南限位置(※3) なし なし
親潮の面積(※4) 平年よりかなり小さい 平年よりかなり小さい
日本の東の黒潮系暖水の北限緯度(※5) 北緯38.5度付近(平年より北)(経度は東経142.5度付近) -
その他の日本の東の海流 北海道東方の北緯42度、東経148度付近に暖水渦がみられる
三陸沖の北緯40.5度、東経146.5度付近に暖水渦がみられる
三陸沖の北緯40度、東経144度付近に冷水域がみられる
-
対馬暖流の勢力(※6) 平年よりかなり強い 平年よりかなり強い

(注)『 − 』は、海面水温・海流1か月予報に記載がない項目です。

(※)が付いている項目の見方については、「海流の診断の見方」のページもあわせてご参照ください。

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