日本沿岸海況監視予測システムについて
気象庁では、海流・海水温・海氷の解析や予報の基盤として「日本沿岸海況監視予測システム」(以下、MOVE-JPN)を運用しています。 このページでは、MOVE-JPNに関連する情報について掲載します。
日本沿岸海況監視予測システム(MOVE-JPN)
MOVE-JPNは、船舶、人工衛星、漂流ブイなどの多様な海洋観測データと、スーパーコンピュータによる海洋モデル・シミュレーションを組み合わせたシステムです。 本システムにより、北西太平洋から日本の沿岸域まで、詳細な海流・海水温の実況を把握することができます。 また、大気モデルの気象予測データも利用することで、1か月先までの海洋の変動を予測します。 (MOVE-JPNのシステム概要)
図 MOVE-JPNの模式図
下段の図はMOVE-JPNのコンテンツ例。左下:海流の実況図、右下:海面水温の予測図
提供コンテンツ
MOVE-JPNを利用したコンテンツは以下の通りです。
利用例
MOVE-JPNは様々な用途で利用されています。その一例です。
- 宮城県水産技術総合センター「のり養殖通報」(外部サイト) における、松島湾の1週間水温予測の補正情報 (中川ほか、2018、測候時報)
- 株式会社海洋総合研究所による漁業と航路選定に向けたデータ提供・表示サービス (気象ビジネス推進コンソーシアム2021年11月11日セミナー(外部サイト) )