北西太平洋の海面水温

令和8年1月30日 気象庁発表
(次回発表予定  2月10日)

診断 (2026年1月下旬)

  • カムチャツカの東、ベーリング海およびアリューシャン近海(図中P2)、南鳥島近海から日付変更線付近(図中P5)、フィリピンの東(図中P7)では、海面水温が平年より高い状態が続いています。
  • アリューシャンの南(図中P3)、赤道域の日付変更線付近(図中P10)では、海面水温が平年よりかなり高くなりました。
  • 日本のはるか東から日付変更線付近(図中P4)、マリアナ諸島近海(図中P8)、ミンダナオ島の東からニューギニア島の北(図中P9)では、海面水温が平年よりかなり高い状態が続いています。

北西太平洋の海面水温平年差分布図(1月29日)
北西太平洋の海面水温平年差分布図(1月29日)

JPN:北緯20〜50度、東経120〜160度(図中の橙色枠線内)の海面水温の実況は、「日本近海の海面水温」で解説しています。

海面水温の平年値(1991〜2020年の30年間の平均値)からの差を示しています。 平年差は、図の右にある0.5℃ごとのスケールと同じ色で色分けされています。 内湾域等は、薄い灰色で示しています。また、海氷のために海面水温のデータがない海域は、灰色の網掛けで示しています。

この図の海面水温平年差は速報値です。北西太平洋のデータの図は、診断の発表後も、後から入手した観測値によって更新されることがあります。

解説

北西太平洋の海面水温

2026年1月下旬の北西太平洋の海面水温の実況は、表のとおりでした。

表:北西太平洋の海面水温の実況
図中の記号 海域名 海面水温の実況
P1(注) オホーツク海中部および北部
P2 カムチャツカの東、ベーリング海およびアリューシャン近海 平年より高い状態が続いている
P3 アリューシャンの南 平年よりかなり高くなった
P4 日本のはるか東から日付変更線付近 平年よりかなり高い状態が続いている
P5 南鳥島近海から日付変更線付近 平年より高い状態が続いている
P6 南シナ海 平年並の状態が続いている
P7 フィリピンの東 平年より高い状態が続いている
P8 マリアナ諸島近海 平年よりかなり高い状態が続いている
P9 ミンダナオ島の東からニューギニア島の北 平年よりかなり高い状態が続いている
30℃以上の海域がみられる
P10 赤道域の日付変更線付近 平年よりかなり高くなった
30℃以上の海域がみられる
その他の北西太平洋の海域 赤道から北緯10度、東経150度から東経160度の海域では、平年よりかなり高く、30℃以上の海域がみられる
北緯10度から北緯20度、東経150度から日付変更線付近の海域では、平年よりかなり高い

(注)P1の海域では、海面が広く海氷で覆われているため海面水温データがない場合、海面水温の実況の欄に「−」を表示します。

今後の見通し

カムチャツカの東、ベーリング海およびアリューシャン近海、マリアナ諸島近海の海面水温は、向こう1か月、平年より高いでしょう。

アリューシャンの南、日本のはるか東から日付変更線付近、ミンダナオ島の東からニューギニア島の北、赤道域の日付変更線付近の海面水温は、向こう1か月、平年よりかなり高いでしょう。


海面水温の診断にあたって

  • 1991〜2020年の30年間に出現した海面水温の上位1/3以上を「平年より高い」、下位1/3以下を「平年より低い」とし、それらを除いた中央1/3の範囲を「平年並」としています。また、上位(下位)1/10以上(以下)を「平年よりかなり高い(低い)」としています。

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