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一酸化二窒素

一酸化二窒素は大きな温室効果を持つ気体であり、大気中の寿命(大気中の総量を、大気中で年間に分解される量で割った値)が121年と長い気体です。
海洋や土壌から、あるいは窒素肥料の使用や工業活動に伴って放出され、成層圏で主に太陽紫外線により分解されて消滅します。

温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)の解析による 2014年の世界の平均濃度は、前年と比べて1.1ppb増えて327.1ppb(0.3271ppm)となっています。
工業化以前(1750年頃)の平均的な値とされる270ppbに比べ、21%増加しています。
(ppmは体積比で100万分の一、ppbは10億分の一を表します。)

気象庁の観測点における大気中の一酸化二窒素濃度の経年変化

気象庁の観測点における大気中の一酸化二窒素濃度の経年変化
一部は速報値です。ppbは体積比で10億分の一を表します

 気象庁の観測地点である綾里における大気中の一酸化二窒素の月平均濃度の経年変化を示します。 はっきりとした季節変動は見られませんが、緩やかな経年増加がみられます。 なお、2004年のはじめに観測装置を更新したため観測精度が向上し、観測値の変動が小さくなっています。

一酸化二窒素濃度の全球平均経年変化

一酸化二窒素濃度の全球平均経年変化

 WDCGGが収集したデータをもとに作成した大気中の一酸化二窒素濃度の全球平均経年変化を示します。  
 一酸化二窒素も、他の温室効果ガスと同様、ゆっくりと増加していることがわかります。


航空機による観測データ

 気象庁では航空機による上空の一酸化二窒素の観測も行っております。 図はこちらからご覧いただけます。

緯度帯ごとに平均した大気中の一酸化二窒素濃度の変動



緯度帯ごとに平均した大気中の一酸化二窒素濃度の変動


 WDCGGが収集したデータをもとに、緯度帯別に平均した大気中の一酸化二窒素月平均濃度の経年変化を示します。
 どの緯度帯も、季節変化を繰り返しながら年々上昇している様子がうかがえます。

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