西太平洋熱帯域が高温時の日本の天候の特徴
エルニーニョ／ラニーニャ現象と共に、西太平洋熱帯域およびインド洋熱帯域の海面水温の変動は日本の天候に様々な影響を及ぼします。ここでは、西太平洋熱帯域が高温時に現れた日本の天候の特徴を、季節毎（春、夏、秋、冬、梅雨の時期）にまとめました。
なお、「低い」「並」「高い」などの階級は、統計期間における出現率が等しくなるよう にに区分し、トレンドが明瞭な気温についてはトレンドの影響を除去する処理をしています。詳細な調査方法については、下のリンクをご覧ください。
ここでは季節別の天候の特徴を示しますが、各月を中心とした３か月間の平均の特徴についてもこのすぐ下のリンクからご覧になれます。
西太平洋熱帯域が高温時の春（３〜５月）の天候の特徴 詳細版では、３月、４月、５月の各月を中心とした３か月平均の特徴がご覧になれます。
統計的に有意な傾向は以下のとおりです。| 平均気温 | ：全国で低い傾向。 |
| 降 水 量 | ：東日本日本海側、西日本で少ない傾向。 |
| 日照時間 | ：東日本太平洋側で多い傾向。西日本で並か多い傾向。 |
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| 図１ 西太平洋熱帯域が高温時の春（３〜５月）の天候の特徴（左上：気温、右上：降水量、下：日照時間） 統計期間１９４８年～２０２１年。棒グラフの数字は出現率を示す。 地域名の赤い帯と棒グラフの太黒枠は統計的に有意な傾向を示す。 |
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西太平洋熱帯域が高温時の夏（６〜８月）の天候の特徴 詳細版では、６月、７月、８月の各月を中心とした３か月平均の特徴がご覧になれます。
統計的に有意な傾向は以下のとおりです。| 平均気温 | ：なし。 |
| 降 水 量 | ：なし。 |
| 日照時間 | ：なし。 |
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| 図２ 西太平洋熱帯域が高温時の夏（６〜８月）の天候の特徴（左上：気温、右上：降水量、下：日照時間） 統計期間１９４８年～２０２１年。棒グラフの数字は出現率を示す。 地域名の赤い帯と棒グラフの太黒枠は統計的に有意な傾向を示す。 |
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西太平洋熱帯域が高温時の秋（９〜１１月）の天候の特徴 詳細版では、９月、１０月、１１月の各月を中心とした３か月平均の特徴がご覧になれます。
統計的に有意な傾向は以下のとおりです。| 平均気温 | ：沖縄・奄美で高い傾向。 |
| 降 水 量 | ：西日本太平洋側で少ない傾向。 |
| 日照時間 | ：西日本、沖縄・奄美で少ない傾向。 |
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| 図３ 西太平洋熱帯域が高温時の秋（９〜１１月）の天候の特徴（左上：気温、右上：降水量、下：日照時間） 統計期間１９４８年～２０２１年。棒グラフの数字は出現率を示す。 地域名の赤い帯と棒グラフの太黒枠は統計的に有意な傾向を示す。 |
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西太平洋熱帯域が高温時の冬（１２〜２月）の天候の特徴 詳細版では、１２月、１月、２月の各月を中心とした３か月平均の特徴がご覧になれます。
統計的に有意な傾向は以下のとおりです。| 平均気温 | ：北・西日本、沖縄・奄美で低い傾向。東日本で並か低い傾向。 |
| 降 水 量 | ：北・東日本太平洋側、西日本、沖縄・奄美で少ない傾向。 |
| 日照時間 | ：北・西日本、東日本太平洋側で多い傾向。 |
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| 図４ 西太平洋熱帯域が高温時の冬（１２〜２月）の天候の特徴（左上：気温、右上：降水量、下：日照時間） 統計期間１９４７／４８年～２０２０／２１年。棒グラフの数字は出現率を示す。 地域名の赤い帯と棒グラフの太黒枠は統計的に有意な傾向を示す。 |
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西太平洋熱帯域が高温時の梅雨の時期の天候の特徴
統計的に有意な傾向は以下のとおりです。| 降 水 量 | ：なし。 |
| 日照時間 | ：なし。 |
| 梅雨入りの時期 | ：中国地方で並か遅い傾向。 |
| 梅雨明けの時期 | ：奄美地方、沖縄地方で並か早い傾向。 |
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| 図５ 西太平洋熱帯域が高温時の梅雨の時期の天候の特徴（左上：降水量、右上：日照時間） 西太平洋熱帯域が高温時の梅雨入り・明けの時期（左下：梅雨入り、右下：梅雨明け） 統計期間１９４８年～２０２１年（梅雨入り・明けの時期は１９５１～２０２１年）。棒グラフの数字は出現率を示す。 地域名の赤い帯と棒グラフの太黒枠は統計的に有意な傾向を示す。 |
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