日本近海の海流(月概況)

令和8年10月20日 気象庁発表
(次回発表予定  11月20日)

診断(2026年9月)

黒潮(表1)
  • 黒潮は、都井岬、足摺岬、室戸岬、潮岬では、月を通して接岸して流れていました。
  • 伊豆諸島付近では、上旬は三宅島と八丈島の間、中旬、下旬は三宅島付近を流れていました。
親潮・対馬暖流(表2)
  • 親潮の南限位置は、月を通して、東経148度以東でした。
  • 親潮の面積は、月を通して、平年より小さくなっていました。
  • 対馬暖流の勢力は、月を通して、平年よりかなり強くなっていました。

日本近海の深さ100mの月平均水温分布図(2026年9月)
日本近海の深さ100mの月平均水温分布図(2026年9月)

この図の水温は速報値です。日本近海のデータの図は、診断の発表後も、後から入手した観測値によって更新されることがあります。

解説

沖縄周辺、日本の南から関東沖にかけての海流

2026年9月の沖縄周辺、日本の南から関東沖にかけての海流の実況は、表1のとおりでした。

表1:沖縄周辺、日本の南から関東沖にかけての海流の旬ごとの経過
海域・項目 上旬 中旬 下旬
都井岬での黒潮の離岸・接岸(※1) 接岸 接岸 接岸
足摺岬での黒潮の離岸・接岸(※1) 接岸 接岸 接岸
室戸岬での黒潮の離岸・接岸(※1) 接岸 接岸 接岸
潮岬での黒潮の離岸・接岸(※1) 接岸 接岸 接岸
東海沖の黒潮流路の最南位置(※2) なし なし なし
伊豆諸島付近の黒潮通過位置(※1) 三宅島と八丈島の間 三宅島付近 三宅島付近
房総半島での黒潮の離岸・接岸(※1) 旬の前半は接岸、後半は離岸 接岸 接岸
その他の顕著な現象 八丈島の南東から東では、上旬に北緯32.5度、東経141度付近、中旬に北緯33度、東経140.5度付近、下旬に北緯33.5度、東経140.5度付近に冷水渦がみられた
東海沖では、月を通して、北緯34度、東経138度付近に冷水渦がみられた
南大東島の東から南西では、上旬に北緯26度、東経132度付近、中旬に北緯25.5度、東経131.5度付近、下旬に北緯25.5度、東経130.5度付近に冷水渦がみられた
沖縄本島の南西では、上旬、中旬に北緯25.5度、東経127度付近に冷水渦がみられた
石垣島の南では、中旬に北緯22.5度、東経125度付近、下旬に北緯22.5度、東経124.5度付近に暖水域がみられた
石垣島の南西では、上旬に北緯23.5度、東経123度付近に冷水域がみられた

(※)が付いている項目の見方については、「海流の診断の見方」のページもあわせてご参照ください。

 

日本の東と日本海の海流

2026年9月の日本の東と日本海の海流は、表2のとおりでした。

表2:日本の東と日本海の海流の旬ごとの経過
項目 上旬 中旬 下旬
親潮の沿岸寄りの分枝の南限位置(※3) 東経148度以東に後退(北緯41度、東経149度付近) 東経148度以東に後退(北緯41度、東経149度付近) 東経148度以東に後退(北緯40.5度、東経148.5度付近)
親潮の沖合の分枝の南限位置(※3) なし なし なし
親潮の面積(※4) 平年より小さい 平年より小さい 平年より小さい
日本の東の黒潮系暖水の北限緯度(※5) 北緯40度付近(平年より北)(経度は東経146度付近) 北緯38度付近(平年より北)(経度は東経146度付近) 北緯38度付近(平年並)(経度は東経143.5度付近)
その他の日本の東の海流 北海道東方では、上旬に北緯41.5度、東経147.5度付近、中旬、下旬に北緯42度、東経148度付近に暖水渦がみられた
三陸沖では、上旬に北緯39度、東経146度付近、中旬に北緯40度、東経146度付近、下旬に北緯40.5度、東経146.5度付近に暖水渦がみられた
三陸沖では、上旬、中旬に、北緯40.5度、東経144.5度付近、下旬に北緯40度、東経144度付近に冷水域がみられた
三陸沖では、上旬、中旬に北緯38.5度、東経143度付近に暖水渦がみられた
対馬暖流の勢力(※6) 平年よりかなり強い 平年よりかなり強い 平年よりかなり強い

(※)が付いている項目の見方については、「海流の診断の見方」のページもあわせてご参照ください。

 

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