日本近海の海流(月概況)

令和8年9月24日 気象庁発表
(次回発表予定  10月20日)

診断(2026年8月)

黒潮(表1)
  • 黒潮は、都井岬、足摺岬、潮岬では、月を通して接岸して流れていました。室戸岬では、上旬は接岸して流れましたが一時離岸、中旬は接岸、下旬は離岸して流れましたが一時接岸して流れていました。
  • 東海沖の黒潮の最南位置は、中旬、下旬は北緯33.5度、東経136度付近でした。
  • 伊豆諸島付近では、上旬、下旬は三宅島と八丈島の間、中旬は三宅島付近を流れていました。
親潮・対馬暖流(表2)
  • 親潮の南限位置は、月を通して東経148度以東でした。
  • 親潮の面積は、上旬、中旬は平年よりかなり小さく、下旬は平年より小さくなっていました。
  • 対馬暖流の勢力は、月を通して平年よりかなり強くなっていました。

日本近海の深さ100mの月平均水温分布図(2026年8月)
日本近海の深さ100mの月平均水温分布図(2026年8月)

この図の水温は速報値です。日本近海のデータの図は、診断の発表後も、後から入手した観測値によって更新されることがあります。

解説

沖縄周辺、日本の南から関東沖にかけての海流

2026年8月の沖縄周辺、日本の南から関東沖にかけての海流の実況は、表1のとおりでした。

表1:沖縄周辺、日本の南から関東沖にかけての海流の旬ごとの経過
海域・項目 上旬 中旬 下旬
都井岬での黒潮の離岸・接岸(※1) 接岸 接岸 接岸
足摺岬での黒潮の離岸・接岸(※1) 接岸 接岸 接岸
室戸岬での黒潮の離岸・接岸(※1) 接岸、一時離岸 接岸 離岸、一時接岸
潮岬での黒潮の離岸・接岸(※1) 接岸 接岸 接岸
東海沖の黒潮流路の最南位置(※2) なし 北緯33.5度、東経136度付近 北緯33.5度、東経136度付近
伊豆諸島付近の黒潮通過位置(※1) 三宅島と八丈島の間 三宅島付近 三宅島と八丈島の間
房総半島での黒潮の離岸・接岸(※1) 接岸 接岸 接岸
その他の顕著な現象 八丈島の南東では、上旬、中旬に北緯31.5度、東経141度付近、下旬に北緯32度、東経141度付近に冷水渦がみられた
東海沖では、上旬に北緯34度、東経138度付近に冷水渦が、中旬に北緯34度、東経138度付近、下旬に北緯34度、東経138.5度付近に冷水域がそれぞれみられた
南大東島の西では、上旬に北緯26.5度、東経129.5度付近に暖水域がみられた
南大東島の東では、下旬に北緯26度、東経132.5度付近に冷水渦がみられた
宮古島の東では、月を通して北緯25度、東経127度付近に冷水渦がみられた
石垣島の南では、上旬に北緯22.5度、東経124.5度付近、中旬に北緯22.5度、東経124度付近、下旬に北緯22.5度、東経123.5度付近に冷水渦がみられた

(※)が付いている項目の見方については、「海流の診断の見方」のページもあわせてご参照ください。

 

日本の東と日本海の海流

2026年8月の日本の東と日本海の海流は、表2のとおりでした。

表2:日本の東と日本海の海流の旬ごとの経過
項目 上旬 中旬 下旬
親潮の沿岸寄りの分枝の南限位置(※3) 東経148度以東に後退(北緯42.5度、東経148.5度付近) 東経148度以東に後退(北緯42.5度、東経149度付近) 東経148度以東に後退(北緯42.5度、東経149度付近)
親潮の沖合の分枝の南限位置(※3) なし なし なし
親潮の面積(※4) 平年よりかなり小さい 平年よりかなり小さい 平年より小さい
日本の東の黒潮系暖水の北限緯度(※5) 北緯39.5度付近(平年より北)(経度は東経146度付近) 北緯39.5度付近(平年より北)(経度は東経146.5度付近) 北緯37.5度付近(平年より北)(経度は東経145度付近)
その他の日本の東の海流 北海道東方では、月を通して北緯41.5度、東経147.5度付近に暖水渦がみられた
釧路沖では、月を通して北緯40.5度、東経144.5度付近に冷水域がみられた
三陸沖では、月を通して北緯38.5度、東経143.5度付近に暖水渦がみられた
対馬暖流の勢力(※6) 平年よりかなり強い 平年よりかなり強い 平年よりかなり強い

(※)が付いている項目の見方については、「海流の診断の見方」のページもあわせてご参照ください。

 

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