日本国内主要7地域でのレディースコートの販売数(指数化した値)と、それぞれの地域での平均気温との関係をみる。
季節の進みとともに気温が下がっていく8月下旬から12月下旬の期間が対象。
レディースコートの販売指数と気温の関係は東京のデータにおいて明瞭となった。 それ以外の地域ではまだデータ量が少なく明瞭な関係がみられたとはいえないが、東京における販売指数と気温の関係が他の地域にも適用できると仮定する。 その関係を利用し、気象庁が発表する異常天候早期警戒情報の2週間先の気温予測を活用した対応策を、2012年の実際の予測を例に示す。
発表日 | 7地域での、平均気温が18℃を下回る確率密度グラフ | ||||||||||||||||
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9月11日(火) |
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9月18日(火) |
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9月25日(火) |
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10月2日(火) |
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10月9日(火) |
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10月16日(火) |
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基準温度 | 福岡 | 広島 | 大阪 | 名古屋 | 東京 | 仙台 | 札幌 | ||
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冬 | 冬コート | 18℃ | 10% | 10% | 10% | 10% | 10% | 40% | 90% |
雨雪日数 | - | 1.5日 | 1.5日 | 2.2日 | 2.5日 | 2.5日 | 2.4日 | 2.5日 |
※ 春=春コート(基準温度?℃)、夏=カットソー(基準温度?℃)、秋=ニット(基準温度27℃)
※ 雨雪日数の地点別予測は気象庁では作成していないため、過去30年(1981~2010年)平均の1.0mm/日以上の降水日数を利用。
本調査対象期間の2012年の夏から秋は、8月下旬から10月上旬にかけて、北日本から東日本で厳しい残暑となった。
9月は北日本で月平均気温の高い記録を更新した。10月中旬以降は顕著な高温傾向は解消し、東・西日本は平年並となった。
東・西日本では11月上旬から、北日本では11月中旬後半から気温が平年を下回った。
アイテム別の販売数と気温との関係 |
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アイテム別の販売構成比の気温との関係 |
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素材別の販売構成比と気温との関係 |
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気温以外との関係 |