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梅雨前線による大雨 令和5年(2023年)6月28日~7月16日 (速報)


梅雨前線が日本付近に停滞し、各地で大雨となった。期間降水量の合計は大分県、佐賀県、福岡県で1,200ミリを超えたほか、北海道、東北地方、山陰及び九州北部地方(山口県を含む)で7月の平年の月降水量の2倍を超えた地点があった。

概要

 6月28日以降、梅雨前線が日本付近に停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で前線の活動が活発となり、各地で大雨となった。6月28日から7月16日までの総降水量は大分県、佐賀県、福岡県で1,200ミリを超えたほか、北海道地方、東北地方、山陰及び九州北部地方(山口県を含む)で7月の平年の月降水量の2倍を超えた地点があった。またこの期間は大気の状態が不安定となり、北日本から西日本の所々で、発達した積乱雲による突風の被害が発生した日があった。
 6月28日から7月6日にかけては、上空の寒気の影響もあり、沖縄地方を除いて全国的に大雨となった。1日から3日は山口県や熊本県、奄美地方(鹿児島県)で線状降水帯が発生した。
 7月7日から10日にかけては、九州北部地方や中国地方を中心に大雨となった。8日は島根県で、10日は福岡県、佐賀県、大分県で線状降水帯が発生した。この大雨において、気象庁は10日朝に福岡県と大分県を対象に大雨特別警報を発表した。
 7月11日から13日にかけては、北海道付近を低気圧が通過したこともあり、西日本から北日本にかけての広い範囲で大雨となった。12日は石川県及び富山県で線状降水帯が発生した。
 7月14日から16日にかけては、東北北部を中心に大雨となった。秋田県では、14日から16日の総降水量が多い所で400ミリを超えるなど秋田県を中心に記録的な大雨となった所があった。
 本資料は、当該期間における観測データや防災気象情報の発表状況を取りまとめたものである。

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問い合わせ先

気象庁大気海洋部気象リスク対策課 電話 03-6758-3900(内線 4256、4257)


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