異常気象リスクマップ

「10年に1回の少雨」は何mm?(平年値、アメダス地点)

 下図は、年降水量における10年に1回の少雨の分布図で、アメダス地点の年降水量の「かなり少ない」の階級区分値(1979~2000年の期間での出現率10%の少雨)の分布です。北海道や本州内陸部、瀬戸内では10年に1回は年間700mm程度以下しか降らない一方で、北陸や西日本太平洋沿岸では2000mm程度の年降水量でも10年に1回の少雨になることがわかります。

月降水量における10年に1回の少雨の分布図では、冬には、大部分の地域で10年に1回は月に40mm以下となりますが、東北地方の日本海側や北陸地方では、10年に1回の少雨においても月200mm程度以上の降水量(降雪も含む)があります。6月には、関東地方以北では10年に1回は80mm以下となりますが、九州地方や近畿地方の太平洋側では、10年に1回の少雨でも200mm以上の降水量となります。南西諸島では季節を問わず、10年に1回は月降水量が80mm以下となることがわかります。

10年に1回の少雨の分布図(年降水量)

10年に1回の少雨の分布図
アメダス地点の年降水量平年値の「かなり少ない」の階級区分値(単位:mm)。
1979-2000年の各年の年降水量における出現率10%の値に相当する。

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