台風第24号による暴風・高潮等 平成30年(2018年)9月28日~10月1日 (速報)
南西諸島及び西日本・東日本の太平洋側を中心に暴風。紀伊半島などで顕著な高潮。
南西諸島及び西日本・東日本の太平洋側を中心に暴風。紀伊半島などで顕著な高潮。
9月21日にマリアナ諸島近海で発生した台風第24号は、沖縄の南を北西に進み、9月28日から30日明け方にかけて、
非常に強い勢力で沖縄地方に接近した後、北東に向きを変え、急速に加速しながら、30日20時頃に和歌山県田辺市付近に上陸した。
その後、東日本から北日本を縦断し、10月1日12時までに日本の東で温帯低気圧に変わった。
台風第24号の接近・通過に伴い、広い範囲で暴風、大雨、高波、高潮となり、特に南西諸島及び西日本・東日本の太平洋側を中心に、
これまでの観測記録を更新する猛烈な風または非常に強い風を観測した所があったほか、紀伊半島などで過去の最高潮位を超える高潮を観測した所があった。
風については、鹿児島県奄美市笠利では最大風速40.0メートル、最大瞬間風速52.5メートル、東京都八王子市八王子では最大風速26.3メートル、
最大瞬間風速45.6メートルとなるなど南西諸島及び西日本・東日本の太平洋側を中心に猛烈な風または非常に強い風を観測し、観測史上第1位となったところがあった。
また、南西諸島及び西日本・東日本の太平洋側では海は9メートルを超える猛烈なしけとなった。
高潮については、和歌山県串本町では最高潮位254センチメートル、三重県尾鷲市では最高潮位145センチメートルなど、過去の最高潮位を超える値を観測したところがあった。
雨については、9月28日から10月1日までの総降水量が九州地方及び四国地方や東海地方で400ミリを超えたところや9月の月降水量平年値を超えたところがあった。
これら暴風及び高波、高潮、大雨の影響で、航空機や船舶の欠航、鉄道の運休等の交通障害、断水や停電、電話の不通等ライフライン等への被害が発生した。
資料全文は、こちらです。
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ページ | 図・表名 | CSVファイル |
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9ページ | 最大風速の大きい方から20位 | CSVファイル[2kB] |
10ページ | 最大瞬間風速の大きい方から20位 | CSVファイル[2kB] |
11ページ | 観測史上1位を更新した地点(最大風速) | CSVファイル[3kB] |
12ページ | 観測史上1位を更新した地点(最大瞬間風速) | CSVファイル[4kB] |
17ページ | 最大有義波高 | CSVファイル[1kB] |
18ページ | 最大潮位偏差及び最高潮位 | CSVファイル[3kB] |
19ページ | 過去の最高潮位を超える値を観測した地点 | CSVファイル[1kB] |
32ページ | 1時間降水量の多い方から20位 | CSVファイル[2kB] |
33ページ | 3時間降水量の多い方から20位 | CSVファイル[2kB] |
34ページ | 6時間降水量の多い方から20位 | CSVファイル[2kB] |
35ページ | 12時間降水量の多い方から20位 | CSVファイル[2kB] |
36ページ | 24時間降水量の多い方から20位 | CSVファイル[2kB] |
37ページ | 48時間降水量の多い方から20位 | CSVファイル[2kB] |
38ページ | 72時間降水量の多い方から20位 | CSVファイル[2kB] |
39ページ | 期間内の総降水量の多い方から20位 | CSVファイル[1kB] |
40ページ | 観測史上1位を更新した地点(最大3時間降水量) | CSVファイル[1kB] |
40ページ | 観測史上1位を更新した地点(最大6時間降水量) | CSVファイル[1kB] |
40ページ | 観測史上1位を更新した地点(最大12時間降水量) | CSVファイル[1kB] |
40ページ | 観測史上1位を更新した地点(最大24時間降水量) | CSVファイル[1kB] |
気象庁大気海洋部気象リスク対策課 電話 03-6758-3900(内線 4256, 4257)
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